《兄弟だから》僕らはそっくりなんだ〜ヤコブinスウェーデン〜

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どうも、旅丸shoです。

2013年5月13日から世界一周の旅をはじめました。
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ホーカン『sho、眠たい?ワインでも飲まない?』


映画をみんなで見た夜、ホーカンが僕にそういった。
きっと、何かを感じ取っているんだろう。

ヤコブの様子がおかしい事。
そして僕の様子がおかしい事。


ホーカン『今日は1日どうだった?』

sho『うん。楽しかったよ。』

ホーカン『そっか。ならよかった。けど、何かあったらなんでも話してね。』

sho『うん。ありがとう。』

ホーカン『何かあるでしょ。見てればわかるよ。shoはもう家族なんだからなんも遠慮する必要はないよ』

sho『うん。そうだね。今、ここで何もないよって言っても嘘ついてるのがバレるからね。
  僕はヤコブが学校をさぼっているんじゃないかって思ってるんだよ。
  家で勉強をするから学校を休むっていう約束のはずだったのに、家では勉強をほとんどできていない。
  けれど、それをホーカンもリサも叱ったりしない。
  ゲームをしないっていう約束も守れてない。
  それも叱ったりしない。
  スウェーデンの教育と日本の教育ってすごく違ってて、僕はちょっと困惑してるのかも。』




ホーカン『たしかにスウェーデンは他の国と比べるとかなり特殊な国だと思うよ。
    そして私は今のヤコブにとって学校がそこまで重要なものだとは思っていないのも事実。
    スウェーデンの小学2年生が何を勉強するか知っている?
    お絵かきやレゴで遊んだりするんだ。もちろん英語も勉強はするけれど。
    まるで幼稚園と変わらないんだ。
    それなら家でshoや家族と英語を話して勉強をする方がいいとも思っている。
    けれど、昨日はshoにヤコブの勉強をみてもらいたいって言ったけど、そこまでシリアスな事じゃなかったんだ』


sho『うん。わかってるよ。学校でレゴをしてるのはびっくりしたけど。
  勉強に対してそこまでシリアスじゃないのはわかってた。
  けど、5つの勉強をするって約束をしたなら、それは守らないといけないって僕は思うよ。
  達成度やレベルの問題じゃなくてね』



ホーカン『たしかにそうだと思う。
    今日は勉強をみてあげてくれてありがとう
    それと、私たちはヤコブを甘やかしてしまっているのも事実だと思う。
    もうわかると思うけど、リサはヤコブを強く叱ったりはしないし、私もしない。
    叱る時はもちろんあるけれど、強くは叱らない』



sho『強く叱る事が大切なんじゃないって僕は思うよ。
  きっと大切なのはもっと他にあるんだと思う。
  叱る事は時には必要だけど、大きな声で怒鳴ればいいってものじゃないしね。
  大切なのは、なんで自分が今叱られてるのかをわからせる事だって思うよ。
  そして、同じ事を繰り返させない事じゃないかな』


ホーカン『そうだね。
    私たちはヤコブの事が何より大切なんだ』


sho『うん。わかるよ。
  僕もヤコブの事が大好きだから。
  だからヤコブの為に叱ってあげたい』


ホーカン『shoはヤコブの本当のお兄さんだと思うよ』


sho『だったらいいね。ヤコブもそう思ってくれてたら嬉しいよ』


ホーカン『ヤコブもそう思ってるよ。
    ヤコブはshoがいない時、いつもshoの話をしてくるんだよ。
    今回来る前もずっと話をしてた。
    でもヤコブはもう知ってるんだよ。







    
また別れがある事を』


別れ。
ヤコブとの別れの日は必ず来る。


ホーカン『ヤコブはわかってるんだよ。
    今、shoと楽しく過ごせば過ごすほど、別れの時、そしてその後が辛くなる事を。
    だから近づきすぎないように気をつけてるんだよ。
    もちろん、それを意識してできるほどヤコブは大人じゃないからね。
    無意識のうちにそうしてるんだろうね。
    今までshoとの別れを何度も経験してるから』



僕はヤコブに昨日こう伝えていた。


『もしもまた勉強しなかったら僕はもうここから去るよ』

この言葉。
この言葉がヤコブに僕とヤコブにはまた別れがある事を思い出させてしまっていた。


あんな伝え方をしてしまったから、ヤコブは僕と距離をとろうと思ってしまったんだ。
もっと他に方法はあった。
けれど、その方法が思いつかなかった。
英語での会話はできるけど、もっともっと深い、心の中の言葉を伝えるには僕もヤコブも不十分。
だったらどうしたらいいのか。


結局僕には何も思いつかなかった。

明日からどうヤコブと接していけばよいのか。
そして僕はもうウッデバッラを去ったほうがいいのか。







翌日








僕のパソコンの画面は一日中スカイスキャナーだった。
僕はウッデバッラを去ろうと考えていた。
行き先もほぼ決めた。
名前やクレジットカードの番号を入力し残り一つのボタンを押せば購入。
僕は飛行機に乗り、スウェーデンを去る。





けれど、僕にはその最後の一つのボタンが押せずにいた。





このままここを去りたくないという気持ちが強かったから。


いったい何時間僕は購入画面を覗き込んでいたんだろう。
いつの間にか部屋は真っ暗になっていた。
部屋が真っ暗になった事にすら気づいていなかった。


時間はまだ夕方の5時過ぎ。
この時期の北欧の日照時間は極端に短く、夕方の5時にもなれば、周りは暗闇に包まれていく。


僕は喉が渇いたのでキッチンへ行った。
ヤコブはまだリビングルームでテレビゲームをしていた。
その横ではリサが眠っていて、さらにその横でカリンがパソコンを触っていた。

ホーカンはキッチンのテーブルの上にパソコンを置き、ビールを飲んでいた。


テーブルの上には先日僕が渡したふりかけの袋があった。
今日の昼はふりかけでご飯を食べたらしい。


sho『ふりかけ気に入った?』

ホーカン『これはとても美味しいね!輸入したいくらいだよ!』

sho『ヤコブも美味しいって?』

ホーカン『とっても気に入ってるよ。だから週末だけ食べていいよって伝えたんだ』


そういう所はここの家族らしいなって思った。


sho『ふりかけまだまだいっぱいあるし、全部置いていくね』

ホーカン『いいよいいよ。旅で日本食がたべたくなる事もあるだろう?』

sho『もうすぐ日本に戻るし、それにもともと今回ここにくる時のお土産で持ってきてもらったものだからね』

ホーカン『じゃあ、もらっておくね。ありがとう』

sho『あ、それとこれ“ほんだし”ね。僕がいっつも日本料理作る時はこれ使ってる事が多いから。スープとか、あとは卵焼き作る時とか』



そういって僕は自分が持っている日本食の一部をホーカンに渡した。

その時ヤコブがキッチンにやってきた。


sho『ヤコブ、今日ふりかけ食べたんだね。前食べなかったタラコも食べたの?美味しかった?』

ヤコブ『うん!タラコってキャビアでしょ?スウェーデンのキャビアは嫌いだけど、タラコは美味しかったよ!』

sho『そっかそっかー。よかったね〜。ヤコブが気に入ってくれたから、ふりかけ全部置いていくね。週末以外も食べていいよ。また持ってきてあげるから』

ヤコブ『本当?また戻ってきてくれるの?』

sho『うん。もちろん。僕はヤコブのお兄ちゃんでしょ』

ヤコブうん。shoは僕のBig Brotherだよ』

sho『勉強しないとダメだよっていうBig Brotherだけどいいの?』

ヤコブ『うん。勉強しなくてごめんなさい。怒った?怒ったよね…』

sho『怒ったりしないよ。全然怒ってないよ。』

ヤコブ『本当に怒ってないの?ちゃんと勉強しなかったのに?』

sho『でも、二日目はちゃんと勉強したでしょ。約束したもんね。短かったけど笑』

ヤコブ『うん。日本語覚えたいから。shoはスウェーデン語覚えてる?』

sho『覚えてるけど、ヤコブがもっと教えてくれないとすぐに忘れちゃうよ』

ヤコブ『うん。日本語も教えてね』

sho『もちろん。ヤコブと一緒だったら勉強も楽しいからね』

ヤコブ『でも、またスウェーデンからいなくなっちゃう?』

sho『そうだね。でも、絶対に戻ってくるよ。ひょっとしたら次はヤコブが日本にくるかもね。いっぱいヤコブに見せたい場所があるんだよ』

ヤコブ『shoと一緒に世界を旅できたらいいなぁ。そうだ。パパとママにお願いしてみよう!』

sho『それいい考えだね〜。ヤコブと一緒だったら毎日楽しいだろうね』

ヤコブ『兄弟だもんね』

sho『うん。そうだよ。僕らは兄弟だからね。ヤコブは僕の世界で一番大切な弟だよ』

ヤコブ『I Love You sho』



そういってヤコブは僕にハグをしてきてくれた。


sho『僕もだよヤコブ。I love you』


ヤコブは僕の手をひき、そのままリビングへ連れて行った。
そしてゲームをやめ、ずっと僕にしがみついていた。
僕はヤコブを抱きかかえ、部屋の中を歩いた。


楽しそうに笑うヤコブ。
僕が見た久しぶりのヤコブの笑顔。


僕はこの二日間、心の底から笑う事ができていなかった。
それはヤコブも同じだった。
ヤコブもこの二日間はゲームをしていただけで、笑顔になれていなかった。



けれど、この日僕とヤコブはたくさん笑いあった。
お互いが笑いあえなかった二日間を埋めるかのように。


 
久しぶりにヤコブと写真を撮った。
そこには今までと同じようにな笑顔があった。
一瞬を切り取ったもの。
そこには僕らが兄弟である事を示すものが確かにあった。


僕はこう思う。


僕とヤコブは似ている。

素直に気持ちを伝える事ができなかったり。
自分の中でもやもやするものを無理やり押さえつけようとしたり。
悩んでいる事が、顔や行動に出てしまう事だったり。




そして





20160213thumb_IMG_2051_1024.jpg
嬉しいという気持ちを心から、体から、すべてから表現する所だったり。


僕らは似ている。
だからこそ、わかりあえる。


だって僕らは兄弟だから。


本日もありがとうございました!! 

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2 Comments

ななし  

ヤコブへの想いは分かるがブログネタとしては何度も出ててもうお腹いっぱいです。

2016/08/03 (Wed) 09:13 | EDIT | REPLY |   

sho  

☆ななしさん☆

ごめんなさい!!
最近新しい読者の方が増えてきてくださったのでリライトしていました!!
明後日ぐらいからまた次の旅の分がはじまりますので、よかったらまたご覧になってください。

2016/08/03 (Wed) 11:43 | EDIT | REPLY |   

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