人が亡くなると食べ物になる場所。

**本日の内容**
・鳥葬を見てきました。
・人が鳥に食べられてます。



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8月12日
〜ラルンガルゴンパ〜

ラルンガルゴンパで見たかったものがある。
それが“鳥葬”

鳥葬とはチベット仏教で行われている葬儀の方法。
文字を見てわかるように、火葬や土葬などではなく鳥葬。
すなわち死んだ体の処理方法が鳥。


鳥に遺体を食べさせるという方法。


ラルンガルゴンパの近くにある天葬台という場所で毎日鳥葬が行われているので行く事にした。

20160812IMG_2670.jpg
ラルンガルゴンパの駐車場から天葬台までは車で15分ほど。
乗り合いタクシーがあるのでそれに乗って行く事ができる。
『ティエンチョン』
と駐車場で何度も連呼している人がいるのでその人に連れて行ってもらうとよい。

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こちらが鳥葬を行われている場所。
以前は何も建物などはなかったそうだけれど、今ではいろんなオブジェが出来上がっている。

20160812IMG_2675.jpg
真正面から見るとなんだか不思議な建造物。
いったいこの中に何があるんだろうか?

20160812IMG_2677.jpg
口の中に何かがある雰囲気。


中を覗いてみると

20160812IMG_2678.jpg
まさかのしゃれこうべ。
え、これは本物?偽物?どっち?

20160812IMG_2679.jpg
なんかそれぞれ形が違うから多分本物なんだろうな。
鳥葬が終わった後のしゃれこうべだろうか。

20160812IMG_2681.jpg
数え切れない。

20160812IMG_2685.jpg
そして外に出るとこんなものがあった。
これはどうやら髪の毛だ。
鳥が食べなかった遺体の髪の毛をここにぶら下げているんだろう。


20160812IMG_2688.jpg
鳥葬はこの場所で行われるらしい。
14時から開始という話があったり、13時からだという話があったり。
正確な時間はわからない。
念のため11時30分頃に到着しておいた。

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丘を見上げるとヤクが草を食べている。
とても平和な時間が流れている天葬台のある場所。

20160812IMG_2693.jpg
13時を過ぎる頃、僕らの周りにはたくさんの中国人。
席の取り合いで大変騒々しい。

20160812IMG_2695.jpg
そして、時間が経過するにつれて空にたくさんの鳥が飛び交い始めた。

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どうやらハゲワシのよう。
頭部にに毛がまったくない。

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13時半を過ぎた頃、鳥葬が行われる場所に僧侶の方がやってきた。

20160812IMG_2702.jpg
そして運ばれてくる遺体。

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増えるハゲワシ。


遺体は合計10体程だった。

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この衣装をきた男性は大きな刃物をといでいる。
遺体を食べやすくする為、体に傷をいれるからだ。

20160812IMG_2711.jpg
布で包まれていた遺体は天葬台にやってきて裸になる。
身につけていたものは袋に入れて回収される。


遺体はうつ伏せにされている。
そして横に並べられる。


大人も子供も男も女も。
この時はみんな同じだ。

20160812IMG_2712.jpg
衣装をきた男性が大きな刃物で体に傷をいれる。
髪の毛の長い遺体は髪の毛を切る。
そして、首元を刃物で叩く。
その時

カーンカーン

という音が周りに鳴り響く。
骨の音。


その景色を見ているのは僕たちだけじゃない。

20160812IMG_2717.jpg
ハゲワシもだ。

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遺体に傷が一つ増える度に、ハゲワシはどんどん着陸してくる。

20160812IMG_2726.jpg
斜面にはあっという間に100羽以上のハゲワシが集まってきた。


彼らにとって遺体は餌。
毎日決まった時間にこの場所にくれば餌にありつける。
それを彼らは知っている。
パブロフの犬のように決まった時間にやってくる。

20160812IMG_2727.jpg
今か今かと待つ鳥を追い払う人。


およそ30分かかってすべての遺体に傷がいれられた。
体の背面には多くの切り傷。
亡くなって数日経っているんだろう。
もちろん血は流れないし、遺体は幾分か黒ずんでいるように見えた。

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幕をあけると一気にハゲワシが天葬台へ突入していく。


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そして自分の餌を必死になって求める。


20160812IMG_2733.jpg
時には2羽のハゲワシで人の皮膚や肉をちぎり合う。



鳥葬は30分程で終わった。


さっきまで肉や皮膚がついていた遺体はただの骨になる。
それが鳥葬という方法。


チベット人にとって、死んだ後の体というのは魂が抜けたただの入れ物にしかすぎない。
その為遺体にそれほどの重要さはない。
もう魂はそこにはないから。


鳥葬には様々な考え方がある。


魂がなくなった遺体を鳥に食べさせる事で、天へと体を送り届けるという考え方。


多くの命を食べていきてきた人間が、せめて魂の抜け出た遺体を他の動物に食べてもらう事によってお返しをしようという考え方。



僕は最初この鳥葬という遺体の処理方法のあり方が正しいのかどうかをこの場所で考える事ができるかもしれないと思っていた。

もちろん、僕はチベット仏教の信者ではない。
好きな宗教ではあるけれど、どうもチベット仏教の僧侶たちの暮らしを見ている限り、僕にはとうていできそうにない。
結局は欲の塊だと思う。


その好きな宗教の遺体処理方法は日本のそれとはかなり異なるもの。


ガンジス川で流れる遺体ともまた別。


亡くなっているとはいえ、人の体が食べられるなんて。
そんな処理の方法は良いのか。
もちろん人道的にという意味で。


結論を言うと、僕はその姿を見て美しいとも思わなかったし、感動もしなかった。
けれど嫌な気もしなかった。
間違っているとも思わない。


きっとこの方法、鳥葬というのはそれはそれでありなんだと思った。
そして、それが亡くなった方の生前の意思なんだとも。


見て理解するものでもない。
きっと僕は鳥葬のあり方をまだ理解してはいない。
認めてはいるだけで。
本質はきっと今の僕にはわからないと思う。
どれだけ説明をされたとしても。


これはチベットで暮らす人たちだからこそ理解ができるものなんだろうと思う。
生まれた時に入れ物に魂が宿る。
亡くなった時に魂は入れ物から出て行く。
残された入れ物は食物になる。


それは不思議な事じゃなく、当然の事として行われる。


人が食べられる光景を見る事なんてきっと普通はないと思う。
字面だけ見れば、とんでもない出来事のようにも思う。


けれど、それは世界のどこかでごく当たり前に行われている。

この方法を残酷だからやめようという声もあがっているみたい。


でも、僕はその方がおかしいって思う。
残酷?確かにそう思う人だっているかもしれない。
けれど、その土地で昔から暮らしていてその土地の考え方を持っている人だっているわけで。


死んだ後、体の事を魂の抜けたただの器として考えている事が当然なのであれば、鳥葬という方法をとる事だってかまわないって僕は思う。


本日もお読みいただきありがとうございました。
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4 Comments

あゆQ~  

鳥葬見学できるんだね。

とりもちゃんとわかってるんだね。

中国がチベットを攻めたとき、地位の高い僧侶たちが捕まることがあって中には幽体離脱して死を選んだ人もいるよね。

所詮肉体は借り物にすぎないけど、命あるかぎり、大事にしないといけないものだよね。

いろんなものが見れていいなぁ~

2016/09/14 (Wed) 16:48 | EDIT | REPLY |   

ame  

戦時中チベットと内蒙古に潜入した西川一三の本で読んだんですが、チベット高原は燃やす木材が少ないので鳥葬というのは、やむをえないやり方らしいです。ですので高僧の場合は火葬にするらしいです。

2016/09/14 (Wed) 16:52 | EDIT | REPLY |   

sho  

☆あゆきゅーん☆

そうなんよー!
東チベットでは鳥葬見学が可能やねん!!
だいぶまったんやけどね〜。

幽体離脱!?
え・・・・そんな事があったの??

肉体は死んだ後は器になるっていう考え方ってほんと独特やんね。
だから世界は面白い!!!

2016/09/14 (Wed) 18:27 | EDIT | REPLY |   

sho  

☆ameさん☆

そうなんですね!!確かに高地なので木は生えないかもしれないですね。
やむを得ないやり方としてだったんですか…それはまったく知らなかったです。

確かにイランでも砂漠のような場所に沈黙の塔っていう鳥葬台がありました。
あのあたりもひょっとしたら木がないからなのかもしれないですね。

2016/09/14 (Wed) 18:31 | EDIT | REPLY |   

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