ヤンゴンの影を垣間見る話【ヤンゴン】

6月7日
~ヤンゴン~
チャイティーヨーからなんとか日帰りを成功させ、いつものWi-Fiがつながるカフェについたのは22時半。


さて、Garに連絡してどこかいきましょうかね。


帰ってきたら連絡するよーってゆーてたんです。翌日どっかに行こうって言われてたので。


あ、21時半にメールきてるわ。



ん~…

でーへん…

参ったなぁ~。
ここを離れるとゲストハウスにはWi-Fiないし。

でも、もう閉店の時間やし。

んー、カフェの入口あたりでWi-Fiをひろってるしかないかぁ~。


しかし、一時間たってもまったく連絡がつかず…



っと、そこへ一人の少年が。
ポストカードを売ってるみたい。
夜の23時すぎに。


んー、ポストカード…いらんかなぁ…いらんなぁ…


という事で、ポストカードはいらない旨を伝えると…

『ニホンジンデスカ?』

と片言の日本語を話してきました。

そうだよと答えると『コンバンワ アリガトウ ヤスイ』等の言葉も話してきました。

日本語上手だねと伝えると『ニホンジン、ヤサシイ』と言いました。


Garとは連絡がつかへんし、ここを離れるとWi-Fiがなくなる、この子はここが商売の縄張りのようだ。
僕はその子と少し話でもしてみようと思いました。

なぜ、その子と話をしてみようと思ったのか?

ストリートチルドレンに興味があるから?違う。
ストリートチルドレンがいなくなることや、子供が働かなくてもいい世界を作れたらっていうのはめっちゃめちゃ思ってる。
けど、目の前の少年と話をしてどうにかなるのか?ならないだろう。

たくさんの国でストリートチルドレンや深夜に外国人相手に商売をする子供達を見てきたけど、彼は少し違う感じがした。


new11しょうねんがいた 

名前は“マイケル”
もちろん、本当の名前ではないと思います。外国の人は自分の名前が呼びにくいので、あだ名をつける。
年齢は14歳。
ヤンゴンの南に流れている川の向こう岸に住んでいる。
お母さんとお父さんと暮らしていて、兄弟姉妹はいない。
お母さんとお父さんはもう高齢らしく、働く事ができないみたい。

学校はと尋ねると。

本当は9年生なんだと。あ、小学校の6年に続けて中学校の一年が7年生になる仕組み。
でも、行けてない。お金の問題で。

まぁ、東南アジアを僕も何回も旅してきたので同じような子供達はみてきたので、さほど驚きはしなかった。

今日は朝の7時から川を渡ってきてポストカードを売っていたけれど、16時間たって一枚も売れていないらしい。

川をボートで渡る為には800チャットが必要で、その800チャットを稼がないと帰れないということだった。

ボートの最終時間は“1:30”
16時間頑張って無理だったんだから、後一時間少しで稼げるなんて彼は思ってなかったかもしれない。
だから、僕を最後の客にし、その最後の客に売ることができなかったから、帰るのを諦めて僕と話をしようと思ったんだろうか。


new13すーれーぱごだだ 

彼はいろんな事を僕に話した。

ミャンマーが嫌いな事。
特にヤンゴンは物価も高く、仕事がないから一番嫌いな事。
ミャンマーの男も女も、若い人も年配者も嫌いな事。
学校に行けない事が残念だという事。
ミャンマーの人と話すよりも外国の人と話すほうが好きな事。
ポストカードがなぜ売れないのかわからない事。
スーレーパゴダが好きな事。
アウン=サン=スーチーは唯一ミャンマー人で好きな人だという事。
いつかは海外で働きたいという事。


new10あうんさんすーちーのお父さんのお墓 

彼はまだ14歳だけど、東南アジア諸国では道端でお土産を売る子供はもっと年齢が若い。
だから、“まだ”ではなく“もう”14歳といった方が正しいのかもしれない。
しかし、ポストカードを売るという仕事しか選択できないのがヤンゴンの状況なのだろうか。
他の国であれば、14歳という年齢は肉体労働者として雇ってもらえる環境がある事はある。

彼の英語は単語も簡単なものであり、文法もばらばら。発音も変な訛りがあり聞き取りにくいけれども、一生懸命話そうとしている為、僕も一生懸命聞こうとする。そうすると不思議と“14歳のミャンマー人”“33歳の日本人”でも面白おかしい話ができるものだ。

真面目なミャンマーと日本の経済の話や、安部首相のミャンマー訪問の話から、時にはちょっとセクシーな話まで。

14歳で学校にも行ってない彼は驚くほどたくさんの事を知っていた。


new9すーれーぱごだ 

結局1時近くまで彼とヤンゴンの街を散歩しながら話していた。それだけ、彼との会話は尽きる事がなかった。


最後に、僕は800チャット分のポストカードを彼から買う事にした。
彼が選んでくれたのは、僕が今日行ってきたチャイティーヨーとヤンゴンで最大のパゴダであるシェヤダゴンパゴダのポストカード。
二枚のポストカードが800チャット。正直高い。ただ、それ以上のものを僕は彼からもらった気がした。

それ以上のものをもらったのならポストカードを買わずにお礼として800チャットを渡せばいいのかもしれないが、僕は14歳で働いている彼とビジネスをしたかった。
それが正しいのかはわからないけど、彼にとっても僕にとってもその方がいいとその時は思った。
そして、彼との会話のお礼には“折鶴”がいいと思い、彼が好きなパゴダの色に近い、黄色の折り鶴を折ってあげた。


new12少年がいた 

彼は僕が以前まで泊まっていたゲストハウスに連れて行ってくれた。

街を歩く時も、ゲストハウスに行く時も、彼の左手はずっと僕の右手を握っていて、車道を渡るたびに『気を付けてね』と声をかけ、ひっぱってくれていた。

ゲストハウスのレセプションにある窓から階下を覗くと、彼が僕が折ったパゴダ色の折鶴を手に持ちながら、スーレーパゴダの前でおもちゃの飛行機を手に持って遊んでいる子供のようにしている姿が目に入った。









レセプションからはとんでもない台詞を聞く事になった。








『we don't have room』








なんだって!?

部屋がない!?


そんなばかな!!!




えっと~…



『Really???Full???』
と聞いた私に、

『Yes. Full』
とレセプションは無情にもこたえた。




さぁて、困ったぞ。
あ、レセプションからGarに電話をしてもらおう!!1時だろうがなんだろうが構わぬ!!助けてくれー!!





出ない。





がびーん。





とりあえず、他のゲストハウスを探すしかない。
しかし、僕と親方のメインバッグを持って今から移動するなんて馬鹿な話はない。

翌朝バッグを取りにくると話をし、外に出る事にした。




ゲストハウス…ゲストハウス…

あった…

シングル23ドルだと!ふざけんな!

おいらは仮にもバックパッカーだぞ!!
仮にもな!!
なんだ!!??
仮だっつってんだろ!!
仮だ!!
仮にもバックパッカーだ!!

だから!!
バックパッカーは仮の姿だ!!
違う!!

とにかく…
泊まってられっか!!











ゲストハウス…ゲストハウス…


あった!!!

ちきしょー!!しまってやがる!!









ゲストハウス…ゲストハウス…


あった!!!

“For Local 35000~”
“For foreigner $50~”


ふざけんな!!!




あー、もうダメだ。
こうなったら…




ここに泊まってやるわ!!!

new14とれーだーず!! 
Traders Hotel!!!!

シャングリラ系列のヤンゴン最強ホテル!!
一泊シングル3万円!!!





最後の望みを持って、カフェでWi-Fiをオンにすると…


LINEにGarからの不在着信が10分前にあった!!!

きたー!!!
思し召しきたー!!!!



いそげー!!
いそいでかけなおせー!!





でない…

ちくしょー!!!!




あ、普通の電話にかけよう!!!
一流ホテルのフロントに、きったならしい日本人がお願いをする。
さすが一流!!笑顔で助けてくれる!!



『Hello』



でたー!!
電話にでよったー!!


sho『うおー!つながったー!!何してたんだー!!』

Gar『ごめんー!!!バーに行ってて、その後高校の同級生と八年ぶりに会ったからクラブに行ってて、そしたら電池がなくなって、家に帰って充電してて、携帯みたら連絡きてて、電話したんだけどかからなくて、ゲストハウスに行ったけどいないって言われて、今家に戻ってるところなんだー!!』

sho『そうなのかー!!っておい!!俺連絡するってゆっただろー!!まぁいいや~。とりあえず、疲れたからもう今日は寝るからまた明日にね~』

Gar『大丈夫大丈夫!!まだ近いから迎えに行くよー!!うちに泊まりにおいで!!』

sho『まぢでー!!ちょうど部屋がなかったんよー!!助かる!!』



という事で、Garの家にお邪魔する事に。


迎えにくるなり…

Gar『ほんとにごめんねー!!もう、申し訳なさすぎて死にたいー!!!』

だと(笑)

sho『いやいや、こっちこそごめんね~。夜中に家にお邪魔することになってしまって』

Gar『それは全然いいんだよ~!!ほんとにごめんね~!!あと、僕は今日ちょっと酔っ払ってるから~!!ショットを10杯くらいのんできちゃったんだ~!!』










おろしてー!!!
タクシーで行くからおろしてー!!






そーいや、朝からなんも食ってねーや。その事を伝えると24時間やっているレストランに連れて行ってくれた。


new15え おしゃれなんですけど
え?



new16だからおしゃれなんですよ
めっちゃおしゃれなんですけど?
ほんで、きてるお客さんも…なんかこの一週間で見てきたミャンマーの人達と全然違うんですけど!!

ミャンマー人の衣装とも言える“ロンジー”を巻いている人は一人としていない。
おしゃれな柄のTシャツを着て、ワックスでしっかり固めたヘアスタイルの男性。髪の毛を明るく染め、少しセクシーな服を着た女性。

店員の服もピシッとしてて、とても大阪の新世界では見る事ができないような人達が注文をとり、料理を運んでいる。


僕はハムとチーズのサンドイッチと久々にジントニックを注文した。


new17だーかーらー
うまい。
ひくぐらいうまい。

new18おしゃれなんだって!
なんだ、このチーズとハムは。
麻薬か?

こんなおしゃれな所がミャンマーにあるなんて。
ちょっとしたカルチャーショックだった。



食事を終え、Garの家に連れて行ってもらう。



なんだこのくそでかい屋敷は。

Garの家は僕が想像していた以上に大きかった。




なんだここ??



色々探検したかったが、いつのまにやら朝の5時。
眠たさもピークになっていた為、この旅で一番快適な部屋で一番快適なベッドで就寝させてもらった…



朝起きて、この家の広さに改めて驚愕…



本日も拝読ありがとうございました!!

リアルタイムは…【ラオス ルアンパバーン】!!

チャイティーヨーに行った日だけで記事が三つ!!
それだけ6月7日は濃かった…

だって、朝の四時半に起きて、寝たの次の日の朝の五時半やもん!!
24時間以上起きてたら色々あるわな!!


ヤンゴンの影の部分を少しだけ書きましたが、ほんの少しでしかないですよね。もっと奥にもっと深くもっと濃い影があるはず。それを僕が知る必要があるのかないのか。知って何ができるのか。それはわからないですが、残りのミャンマーは一番の都会であるヤンゴンで過ごしたいという気持ちが強くなりました。

明日はヤンゴンの光の部分です。
よかったらまた見てくださいね!!
ミャンマーの人の家にホームステイなんてなかなかない経験させてもらってほんまにありがたい!!

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2 Comments

みき  

14歳の彼の話
なんだか胸が痛くなりました
でも影の部分も旅行ではなく旅だからこそ知ることができるような気がします!!
本当に世界一周されてる方のブログは影の部分も含め勉強になります(>_<)
わたしは美容師してて
悩むこととか日々の忙しさで
見失うこととかがあっても
ブログ見ると癒されるというか
たくさんのことを知れて
世界って広いな〜って前向きになれたりします!

長々とすいません(>人<;)

2013/06/18 (Tue) 01:28 | EDIT | REPLY |   

sho  

☆みきさん☆

ほんまにねぇ。
東南アジアは結構どこの国にもストリートチルドレンだったり、必死になって夜中も働かないといけない子供たちが多いんよねぇ。
俺も東南アジアとかに旅をしだして10年以上たつけど、経済が発展する一方で変わらない現状っていうのもあるんよなぁ…。

でも、日本で一生懸命仕事頑張ったりする事も、東南アジア諸国の助けになる一つの方法やって僕は思ってるから、仕事頑張ってなぁ!!
ほんで、頑張ってお金ためて、いっぱい海外にでていって、みきさんの目で色んな状況を見てあげてください!!
そしたら、また僕とは違った気持ちも持てるやろうし、もっと身近に感じれるはずっ!

2013/06/18 (Tue) 13:40 | EDIT | REPLY |   

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